こんにちは!プロテインTIPS運営人のアキラおじさんです!
前回、チャンピオンのPure Whey Plusのページでコンバットも良いと書いてしまったので、改めてちゃんと飲んでの評価です。
実は好んでこのアメリカ製プロテインコンバットを飲んでたのって、だいぶまえ。筋トレ始めて間もない頃が中心だったので、いろいろプロテインをこなしてきた今、あらためて飲んでみると「あれ?」ということも結構あったのでその辺も含めて報告です。
良い意味で裏切られたのはチャンピオン。初心者の頃には全くこのプロテインの良さが分からなかったので、良い意味で今回初めてこのプロテインの良さを再確認といった感じです。逆にコンバットは初心者の頃ものすごく良いと思ってリピを繰り返していたのですが、今、あらためて飲んでみると、ちょっと物足りなさが残るのは何でだろう? プロテインとしては一回25gもたんぱく質が取れるので良い物なのは確かなのですが、なんかあの頃飲んだ感動がいまいちなんだよね。美化されちゃってるのかな?
感覚としてはグリコのパワープロダクション ホエイプロテイン WPIを飲んだ感じと似ている。味はもちろん全然違うんだけど、超高濃度のたんぱく質補給源ってだけの感じかなぁ・・・なんか難しいね。
コンバット(COMBAT) 100%ホエイプロテインの特徴
久々にコンバットを買ってみたらパッケージが大幅に変わってました。昔の方が味が分かりやすくて好きだったんだけどなぁ。味もトリプルベリーやダブルベーリーなどのミックス系のベリー味がなくなってしまっていたのも残念。
↑昔のボトルを捨てずにとってあったので一応参考までに
ちなみにコンバットはかなり商品展開していて、プロテインだけじゃなく、サプリやプロテインバーまで、日本に入ってきてないだけで、かなりのラインナップがあります。日本でいうと、バルクスポーツやDNSに近いんじゃないかな。かなりシステマチックに組み立てができるのが特徴。
その中でもプロテインは、ぱっと見、全く同じように見えるのですが「100%ホエイ」と「プロテインパワー」の二種類があるので要注意です。
「100%ホエイ」はWPCとWPIのミックスタイプ。
「プロテインパワー」はホエイやエッグ、カゼインなど5種類のプロテインのハイブリッドミックスタイプ。
値段はなぜか100%ホエイプロテインの方がちょっと高いです。
ざっくり言ってしまうと、100%ホエイプロテインは吸収効率を上げたタイプで短期集中吸収型。運動後などのゴールデンタイムに飲むのに向いてます。プロテインパワーは飲んだ瞬間からジワジワ8時間時間差吸収タイプで長時間吸収型。ゴールデンタイムのほか就寝前なんかにも向いてますね。どっちも効果が高いって書いてあるけど、マルチタイプというより、用途によって使い分けができるように作られてるって感じです。
どちらも同じたんぱく質含有量25gですが、個人的には100%ホエイプロテインの方がいい感じがします。プロテインパワーはホエイも入ってるので飲んだ瞬間から吸収が始まるんだろうけど、やっぱり8時間連続的にとなると、同じ機能を狙うんであれば、価格的にもっと安価で日本人の体質的に合っているソイプロテインを使った方がいい気がします。実際私はソイの愛用者でもあるので、この効果はソイで充分まかなえてしまっているので、今回は100%ホエイプロテインを選んでます。
※初心者の頃はまだ自分の体質に合うかどうかが分かってなかった(ソイプロテインの存在を知らなかった)ので、不味いカゼインを飲むより色々入ってるこっちのプロテインパワーを使ってましたが、試行錯誤の末、今はソイプロテインに行き着いてます。逆に体質的にソイプロテインが体に合わないという人であれば、プロテインパワー、結構おすすめですよwww。
さらにアメリカ製プロテインの特徴と言えば、そう、価格の安さですよね。
コンバットって、確かアメリカでショップ購入してた時、ほんのちょっと他のプロテインより安いというイメージでしたね。一般的な2.2kgで確か45~48ドルぐらいだったような・・・だいぶ前なので忘れちゃったなぁ。
ゴールドスタンダードの廉価版やチャンピオンより8~10ドル安いって感じだったと思います。この微妙な安さにひかれて手に取ってたと思うのですが、日本で空輸で手に入れるとなると、そんなに違いはないですね。
Amazonで調べてみるとチャンピオンと200円ぐらいの違いしかないです。
ちなみにサプリ関連やアミノ酸なんかもかなりラインナップをコンバットは出してるんですが、これも他社より微妙に安いという感覚でした。ただ、Amazonで調べてみるとマッスルファームの取扱量が少ないですね。試しにアメリカのAmazonで調べてみるとズラッと出てきます。中には個別に交渉すると日本に送ってくれるところもあるみたいですが、面倒くさいのでやめました。
カード払いならできそうですが、やっぱり保証なしになってしまうのはおっかないです。
結局私は日本のAmazonで購入。ロスから空輸で1週間ぐらいで手元にきました。他社の製品でもアメリカ空輸だと大体同じ一週間ぐらいはかかります。この辺はどの製品を買っても違いはないみたいですね。
友人に手荷物で持ってきてもらうという方法もありますが、粉物は税関で変な誤解を招くので危険ですwww。友達をなくしたくなければやめといた方がいいですよwww。
チャンピオンや並行輸入のゴールドスタンダードは、正直言って日本で買うとアメリカ本土より安く手に入ることがあるみたいなんだけど、コンバットについてはちょっと微妙? ほぼチャンピオンと同じ価格になってしまいます。取扱量の違いなのかもしれないけど、アメリカでの価格帯の感覚を知っていると、ちょっと割高感はありますね。
コンバット(COMBAT) 100%ホエイプロテインの気になるところ
さて、いよいよ中身についてです。
今回は100%ホエイプロテインのチョコレートミルク味を購入です。
プロテインパワーについては、以前使っていたということと、その結果、私がソイプロテイン信者になっていったという経緯を考えていただくと分かりやすいのですが、あまり触手を刺激されなかったので、今回は外してあります。
ソイについては別ページでそれなりに検証してますので気になる人はそちらを見てください。
正直いろいろ気になることはあるのですが、まずは内容についてです。 内容表はこんな感じです。
ちょっとわかりにくいので、必要な部分だけ分かりやすくピックアップしてみました。
1スクープ(33g)当たり
カロリー | 130kcal |
脂質カロリー | 10kcal |
総脂質 | 1.5g |
コレステロール | 35mg |
ナトリウム | 70mg |
カリウム | 300mg |
総炭水化物 | 3.0g |
食物繊維 | 1g |
糖分 | 1g |
たんぱく質 | 25g |
味としては、チョコレートミルク、イチゴ、カプチーノ、バニラ、クッキーズクリームの今のところ5種類。
日本で安定的に低価格で手に入るのはチョコレートミルクなので、結局これを選んじゃってます。
見てもらうと分かると思いますが、非常にシンプルな構成です。
1回当たりのたんぱく質摂取量は25g。通常このタイプのアメリカ製プロテインは22g~25gで22gが主流なのでちょっと多めといったところ。
シンプルで余計なものが入ってなくて、消化吸収に特化したタイプなので、トレーニングと筋肉肥大を考えた場合の組み合わせとしては非常に効率がいいと思います。
BCAAについては今回もエクステンドのBCAAを別で摂取してるので、特にこの辺は問題なしです。
さて、いよいよ気になる点です。
味や効果については下にまとめるのでここではスルーしますが、特に飲んでて気になったのは大きく2つ。
まず、このプロテイン、乳糖に弱い人はお腹を壊すかもしれません。
たんぱく質の吸収効率を上げるために、コンバットって、WPCとWPIがミックスされてるんですよね。
これは100%ホエイだけでなく、プロテインパワーも同じです。
配合割合は公表されてないのでどのぐらいの割合で配合されているかは分かんないですが、乳糖に敏感な人はアウトです。もちろんWPIも入っているのでWPC100%よりは少ないとは思いますが、それでも入っているのは確かなようです。
ちなみに私もあんまり乳糖は強くないです。大体マグカップ2杯ぐらい一気に牛乳を飲んじゃうとアウト、このぐらいが私の上限みたいです。普通のWPCのプロテインは飲めなくもないのですが、一日1回ぐらいが限界。それ以上飲んだり一回の量を増やすとゲリッ腹ギューーンッッでトイレの住人になっちゃいます。おっかないので対応策として大抵WPIを選んでますwww。
このコンバットの場合、私は6時間以上時間を空けての摂取であれば一日3回の摂取でもギリギリ大丈夫な感じ。ちょっと体調が悪いと3回はきついので体調良い時でも2回ぐらいに留めておいた方がいいぐらい。一回の摂取はすりきり1スクープで平気。ただし調子に乗って、山盛りとかにすると一発アウト。トイレが手招きしてますwww。
私ぐらいの弱さの人はこのぐらいまでは大丈夫そうですよ、あくまで参考までに。
どうしてもダメという人であれば「100%アイソレート」という種類もあります。ただし値段は2倍以上するけどね。
ほかの人のプロテイン試飲のブログサイトには書いてないですが、乳糖不耐性の人はちょっと腹くくって飲んだ方がいいです。ほかの人が書いてないってことは、多分乳糖が平気な人か、薄められちゃってるので平気と感じている人か、どちらかだと思いますよ。
乳糖がダメな人は要注意です。
もう一つ気になるのは1スクープがでかいってこと。
多分、一番付属のスプーンがでかいんじゃないかな?
写真だと分かりにくいかなぁ、赤い方がチャンピオンの付属スプーン。チャンピオンよりほんのちょっと一回り大きいんだよね。
一回のたんぱく質摂取量が25gも取れるのはいいんだけど、一回の摂取量もちょっと多めというのはどうかと思う。
確かに日本製のプロテインよりはかなり格安なんだけど、アメリカから直送してもらうと本土よりオプティマムやチャンピオンよりちょっと割高感があるので、その辺差っ引くと、う~ん、どうなんだろう? これでアメリカ本土の感覚と同じ2.2kgが4000円台だったら何の問題もないと思うんだけど、ほかのプロテインとほとんど同じ6000円台でちょっと一回の摂取量が多いというのは、なんか納得できない。
もしかしたら日本で並行輸入でしか買ったことがない人だったら「知らなきゃよかった」という余計な情報なのかもしれないですが、この部分は「小銭にうるさい小さい男」として定評のある私としては釈然としない部分だったりしますwww。
コンバット(COMBAT) 100%ホエイプロテインを飲んだ感想
味、飲んだ印象・評価
さて、いよいよ飲んだ印象です。
この部分も、実は結構気になる部分があったりします。
チャンピオンとの比較になりますが、アメリカ製プロテインは甘いってのが定番で、チャンピオンを飲んでた後だからそんなに強烈に甘さを感じるってことは・・・あっっまあぁっ!!!
思わずまたノリ突っ込みしてしまうほど甘い。チャンピオンとはまた違った甘さの種類です。
チャンピオンが甘さのしつこさが後を引く典型的なクラシックアメリカンテイストとすると、コンバットは後味の甘さのしつこさは全くないのですが、最初のインパクトがドカンと甘い典型的なニューアメリカンテイストです。
甘さのインパクトだけで言えば、コンバットの方が甘く感じます。
正直この甘さのインパクトはなかなか慣れません。チャンピオンみたいに「うまい」と感じるより、毎回甘いなぁって感じてしまいます。
特に今回はチョコレートミルク味なので、チョコの味と同時にミルクの甘みというか、コンデンスミルク風の風味がかなり立っていて、甘みが強調されてる感じです。甘ったるいっていう表現の方があってるかもしれないですね。
チャンピオンとコンバット、どっちの甘さの方がいいかと言われれば、もう、完全に好みでしょう。
甘い味付けに嫌悪感を持つ人もいるかもしれないですが、利点もあります。
甘さの割にカロリーはかなり控えめです。さらに、これだけ甘さが際立ったプロテインを飲んでいると、日常的にほかの甘いものを口にしたいと思わなくなってきます。
実際私がこのプロテインを飲んでいる間、甘いお菓子や飲み物を一切飲んでません。というか、正直甘いものは勘弁してくれって感じになってきます。脂っこいものもちょっと嫌になってきますね。唯一欲しいと思ったのは、むしろしょっぱい系の方です。せんべいとか柿の種とかあの手のものがほしくなったぐらいです。ダイエット中だったら、結構無理しないで欲望を抑えられるのでいいかもですよ。
もう一つ、決定的に気になったのは、水溶けの悪さですね。
昔から水溶けの悪さは結構有名でしたが、飲みにくいっていうこともないのが不思議なところです。
泡が立たないのはいいのですが、白いつぶつぶというか、粒子状のプロテインパウダーが全く溶けずにシェイカーの中で漂っているって感じです。まあ、へばりついてたり溶け残って粘土状になったりするわけじゃないから飲むのには支障はないんだけどね。あまり気にならないって言えば気にならないんだけどねぇ。
時々日本製のプロテインでもこのタイプがあるんだけど、特に問題はないよね? わかんないけど・・・。
飲んでトレーニングした印象・評価
いつものローテーションです。朝ソイプロテイン、夜のトレーニング後と休息日の夜はコンバットというサイクルでプロテイン摂取です。
今回もアメリカ製プロテインに合わせてXTENDのBCAAを摂取してます。っていうか、すっかりXTENDのBCAAにはまってしまって、感動すら覚えてますわ。このXTENDのBCAAについては後で別ページでちゃんと解説したいと思ってますwww。
飲んでトレーニングした感じは、さすがアメリカ製、筋肉肥大にしっかり効いてきます。
ただ、以前使っていた初心者だった頃は、ホエイ特有のパンッ!!て感じで筋肉が膨らんでくる感覚だったんですが、今はある程度筋肉がついてきているせいか、ジワジワッて感じでパ~~~ンッて感じ?www。
チャンピオンがジワジワッとモリモリって感じで、コンバットがジワジワッとパ~~~ンッという感じ。わかるかな? 頭悪そうな表現ですが、ホントこんな感じですwww。
チャンピオンやコンバットがお気に入りの理由は安くてポピュラーということだけでなく、変にトレーニング中筋肉がパンプアップしないということも理由の一つです。
あるんだよねぇ、瞬間的にやたらとパンプアップするプロテインって。人造人間じゃないんだから、ちゃんと運動量と筋トレに比例して、平常時にきちんとついてる筋肉感を出してくれる普通のプロテインが私は好きです。
オプティマム、チャンピオン、コンバットって、コンセプトが全く違うけど価格帯とターゲットが近いので、変な小細工でごまかしてない、ある意味プロテインって本来こういうものなんだっていう「王道」をそれぞれ違った方向へまっすぐ歩ているスタンスなんだよね。後はトレーニングしているあなた次第っていう感じ。広く俯瞰で見るとよくわかります。
ジワジワッて筋肉がついてく感じ、このジワジワ感って、結構大事よ。
コンバット(COMBAT) 100%ホエイプロテイン、正直言って初心者向けです。
今回改めて久しぶりにコンバットを使って思ったことは、テクニカルなことをやってるマニアックなプロテインに見えるけど、ぶっちゃけ、思ったより普通のプロテインなんだなぁって感想です。
もちろんいい意味で、甘い以外変な癖もなくて飲みやすく、デイリーユースだったら全然OKだと思います。
比較的日本の大手メーカーが出しているプロテインと傾向は似てるかなぁって感じました。
例えるなら、SAVASのホエイプロテイン100やグリコのマックスロードのスゴイ版。悪く言うとグリコのホエイプロダクションWPIやケンタイのCMFホエイプロテインの廉価版といった感じでしょうか。
価格面から言ったらそれでも十分おつりがくるぐらいお得感があるので文句のつけようはないと思います。
飲んでてあまり劇的な変化というのは感じにくいんですが、気がつくと結構筋肉がボコッとしてきてて、たんぱく質の含有量がホントに多いんだなぁって改めて感じるぐらいです。
ホントになんか馴染みのあるプロテインの感じなんですよねぇ、日本製のプロテインの感じにすごく近い。アメリカ製プロテイン!!っていうだけで抵抗感のある人や、身構えちゃう人なんかは入り口としてものすごくすんなり馴染めちゃうと思うのでお勧めですよ。
ただ、このプロテインは、トレーニングを始めたばかりの初心者から中級者ぐらいまでの、比較的初心者向けだと思います。もちろんある程度のベテランが飲んでも何も問題はないですが、初心者の方がこのプロテインの良さは感じやすいと思いますね。正直言って、私は何か物足りなさを感じてしまい、チャンピオンの良さを再確認することになってしまいました。
多分この辺はうまいこと住み分けができてるんでしょうね。初心者はコンバット、脱初心者はチャンピオンって具合に、いい関係ができてると思います。
実際私も初心者の時はコンバットに飛びついてチャンピオンはアウトオブ眼中でしたし、今やっと改めて、ああ、こういう感じなんだってわかってきた感もありますしね。
どうしても目が肥えてきてしまった今だとアラが見えてきてしまって色々書いてしまいましたが、決して悪いプロテインじゃないと思います。トレーニング重視でデイリーユースで使うのであれば、非常に使いやすい癖のないプロテインですよね。
私も初心者のころはコンバットを常用してたし、初心者で、安くてたんぱく質含有量が多いプロテインを探している人であれば、コンバット、チェックしといて損はないと思いますよ!!