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マッスルメモリーってなんだ? 筋トレ初心者は気長に行こう!

2024年6月17日

マッスルメモリーってなんだ? 筋トレ初心者は気長に行こう!

こんにちは!プロテインTIPS運営人のアキラおじさんです!

「マックスメモリー」って聞いたことあります?
読んで字のごとくなんですが「筋肉の記憶」という意味です。

ガンガン筋トレして今は筋肉がついていたとしても、仕事が忙しくなったり、ケガをしたり、受験でちょっと中断したりと続けることができなくなってしまった、そんな事って多いと思います。実際10日もトレーニングをさぼれば、実感として筋肉の張りや大きさが縮んでくるのを感じますよね。

ところが筋肉には、トレーニングしてついていた筋肉の記憶が残っていて、中断していてもトレーニングしていた人であれば、短期間で素早く元の筋肉に戻れるという現象があるんです。

例えば3年トレーニングしていて1年トレーニングを中断していたら、元に戻るのにまた3年かかるのか? と言われれば、そんなことはなく、短期間で元に戻ることができるというものです。

これはスポーツ界では割と昔から有名な話で、科学的な証明がされる前から何となく体感でわかってたところがある話だったりします。意外と体験したことがある人も多いかもしれないですね。
例えば学生時代3年間サッカーや野球、バレーボールなどにうちこんでいて、筋肉隆々引き締まった体をしていたが卒業と同時に引退。数年後、健康のためにジムに通うようになったら、全盛期とまではいかないが、意外と早く筋肉が張り出してびっくりした、そんな経験がある人は多いと思います。

ん~、ぜひトレーニング経験がある人は、やっといて損はないと思いますよね♪

実際どのぐらいの期間マッスルメモリーは有効なのか?

さて、気になるのはマッスルメモリーの有効期間ですよね。
どのぐらいの期間筋肉が記憶され続けているか? なのですが、研究結果でいえば、15年程度というのが標準だそうです。
標準というのは、やはりかなり個人差があるということも分かっているんですよね。

ある程度トレーニングや筋トレをしたことがあり、それなりの筋肉量を備えたことがある人というのは、基本体を動かすことが好きな人でしょう。全く岩のごとく動かないということはまずないと思います。そういった理由もあるとは思いますが、十数年の潜伏期間というのはほぼ確定といったところで、私の知る限り、20数年間運動をしてなかった友人が、あっという間に筋肉を取り戻してムキムキになったのを見たことがあります。ケースバイケースですが、場合によっては半永久的に残るということもあるそうです。すごいっすね。

もし怪我や病気、どこかに閉じ込められた(?)ということがあって2~3年トレーニングから遠ざかっていたとしても、それまでの努力は無駄にならないということです。グレイトですよ!

マッスルメモリーのメカニズム

小難しい生理理論などはとりあえず置いといて、マッスルメモリーのメカニズムについて、なるべくわかりやすく簡単に説明します。

  • まず筋トレやトレーニングをすると、筋繊維が太くなっていきます。
  • ある程度のところまでいくと、筋繊維の核である筋核が増えてきます。
  • 筋核が増えてくると、筋肉の量が増えてきた、筋肉がついてきたと自覚が出てくるタイミングがそれです。
  • ここで一旦筋トレを中断すると、筋繊維がしぼんでいき、最終的には筋核が休眠状態になります。
  • はた目には元に戻っちゃったように見えるんですよねw。

でも、実はここがポイントです。

筋トレで増えた筋核は、筋肉が落ちたとしても、そのまま残っているんです。
筋肉量を増やすので、一番時間がかかり、地道なトレーニングが必要なのがこの筋核を増やすということ。筋量が減ったとしても、この苦労して増やした筋核は減らないというのはうれしい限りです。

筋量が減ったとしても、筋核がそのまま残っているので再開すれば、眠っていた筋核も活動を始め、あっという間に元に戻っていくというメカニズムになり、ゼロからスタートした人より早く筋肉がついていくわけです。
この筋核がいつまで増えたままで維持できるのか? というのが上で書いたマッスルメモリーの有効期間になります。

え?
まだよくわからない?

え~っと、もっと簡単に例えると・・・
筋トレ前、ゼロスタートした時、筋肉の中に筋肉の素になる筋核が10個あったとします。
地道な努力で筋肉の中に筋核を1つずつ増やしていき、3年かけて20個にすることができました。
ここで仕事で地方出張が多くなり、1年間筋トレができなくなってしまいました。
さあ大変! 筋肉は見る見るうちに落ちていき、筋トレ前とほぼ同じになってしまいます。

1年後筋トレを再開したとしても、またあの状態になるのに3年かかるのかぁ、と思ったらあっという間にも元に戻ってしまいました。
見た目は同じでも、筋肉の中でしぼんで眠っているだけで、筋核の数は10個に減ったわけではなく、そのまま20個のままなので、20個スタート。
しかも、筋肉の太り方を体が覚えているので筋肉の量もそれに合わせた分がすぐ元に戻るということなんですよね。

これである程度概要が分かったかな?
過去の筋トレの努力は決して裏切らない「筋肉は裏切らない」とはよくいったものですww。

マッスルメモリーは筋肉だけじゃない

マッスルメモリーの話をするとき、どうしても筋肉だけにスポットが当たってしまいますが、私が見てきた今までの周りの様子などで考えると、マッスルメモリーは筋肉だけの話ではないと感じています。
正しい科学的裏付けというのはないのですが、私の肌感覚では間違ってないんじゃないかな、って思ってます。

筋トレをして筋肉をつけるって、実は筋肉だけではなく、骨格や関節、内臓、神経系、血管、筋や腱、靭帯、ホルモンなど、見えにくい部分ですが、並行して体内での改変が行われています。私はこれを運動神経系のネットワークが出来上がった、つながったと、感覚的に勝手に言っています。
これができているかどうかが、体の筋肉が作られる土台ができているかどうかということなんじゃないかと思ってます。

私が知っている一番極端な例でいうと、知人の山本さん(仮)です。
山本さん(仮)は学生時代ずっと文芸部、運動らしいことは体育の授業ぐらいなもので全くしたことがない。運動自体得意じゃなかったそうです。それが何を思ったのか30歳を超えて突然ジムに通い始めました。
本人必死でやってるんですが、そもそも運動に慣れていないというところからのスタートですから、言わずもかなですw。
実際通常6か月もたてばそれなりに筋肉が締まってきて格好がついてき始めるんですが、残念ながら、そこから約2年6か月ほぼ何の変化もないという状態が続きました。体質的に向いてないという人も実は数人に1人いるということも知ってたので、いい加減諦めたらどうかと思ってたのですが、ある日突然「つながった」瞬間が来ました。本人が本当に「つながった」と表現してましたし、実は私、その場にいて見てたんですよね。

スクワットをしていた時のある瞬間「あ、変わった!」って私にも分かりました。

そこから山本さん(仮)、2年6か月全く変化がなかったのが嘘のようにメキメキ体形が変わっていって、おそらく昔の彼を知っている人だったら、同一人物だとは思えないぐらいの変身を成し遂げてますww。

山本さん(仮)の例はかなり極端なケースだとは思いますが、骨格や関節、内臓、神経系、血管、筋や腱、靭帯、ホルモンなど、見えない部分の土台が完成して始めて本格的に筋肉はつきはじめ、脂肪も効率よく落ちていくんだとマジマジと感じました。私はほぼ実感したことがないのですが、もしかすると運動したことがない女性がジムに通い始めるケースの方が多いので、この「つながる」感覚というのを実感している女性は多いのかもしれないですね。

ただ私自身その瞬間を見てしまったので、筋肉の土台になる運動神経系のネットワークも、実はとてつもなく大事だということを実感してます。この運動神経系のネットワークも、実はマッスルメモリーの一部だと思ってます。
筋核の数が増えているということで元に戻りやすいということもあるんだと思いますが、この運動神経系のネットワークのリスタートがかかるというのも大きいんじゃないかと思ってますよ。

また逆に、いくら元に戻りやすいとはいえ、運動神経系のネットワークが充分につながっていない状態で中断してしまうと、マッスルメモリーが完全には機能しないのではないかとも思ってます。
たま~に、戻りにくい人というのがいますが、どうやらこのパターンに当てはまっているような気もしますね。

筋肉は若いうちにつけておくのがBEST

ちょっと話はそれてきてますが、ここまでくると、筋肉の土台、筋核をいつのタイミングで増やしたらいいのか、という疑問にもぶち当たってきますよね。

私が中高生だったころは、筋トレは子供のうちにやってはダメ! 心肺機能を強化するのが常識!
って、関係ないのに一日中やたらと走らされた記憶があります。

体力が落ちるから運動中に水を飲むな! って今の常識と違うことを平気で強要されてきた世代なので、常識を疑う嫌な大人に育ってますww。
さて、今は筋トレは、成長障害を起こすほどでなければ、子供の時からある程度やっておいた方がいいという常識に代わってきてますよね。

運動能力の向上だけではなく、上で書いている筋核が、子供のころ、特に十代の第二次成長期の中高生の頃に行っていると、太くなるかは別にして非常に増えやすいということが分かっているからです。骨格も成長期には大きく変わるので、この時にいろいろ仕込んでおいた方が、山本さん(仮)のような努力も必要なく、残りの50年楽勝!ってなわけですよww。

逆に、おじさんおばさんになってから筋トレをスタートすると、山本さん(仮)のように、なかなか大変です。
中高生の頃やってたマッスルメモリーを持ってる人から比べると、そもそも初期設定が違うわけですし、筋核の増え方も緩やか。
なかなか増えてくれません。
骨格も子供であれば1年で大きく変わってきますが、おじさんおばさんは身長が伸びないのと同じで10年単位でちょっとずつです。

若いうち、できれば中高生の頃にスポーツや筋トレで筋核を増やしておくのがBESTなんですよね。

もう遅いよ! というおっさんおばさんもご安心あれ!
少しずつでもやれば増えていくのが筋肉です。やらなきゃ学生時代どんなに鍛えてたって今はボヨヨヨン~ッです。ぶち抜くのなんかたやすいですw。

マッスルメモリーというのは確かにあります。
やもえない理由でトレーニングを中断してしまっている人にとってはうれしいサプライズです。
多少条件や有効期間があったとしても、基本スペックの底上げをしてくれるのは確かです。
便利に使いましょうw。

ただし、日々のトレーニングが無ければタダの持ち腐れのハイスペックということになってしまうものでもあります。これを理由にだらける人もいたりしますからね。地道なトレーニングを積み重ねてきた人にあっさり抜かされるのが世の常ですよ。

鍛え続ければ老人になっても発達し続けるのが筋肉。
「筋肉は裏切らない」ですよww。
あなたも遅いとあきらめないで、プロテインと各種サプリをガブガブ飲んで、マッチョなクソジジを目指しましょうwwv!

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